フリーでプレーするためにオフザボール時に意識しておくべきたった1つのポイント。

オフザボール

ボールを持ったら、すぐにディフェンスに囲まれていませんか!?

ジュニア世代の守備の戦術はここ数年でだいぶ上がっており、都道府県大会に出場するくらいのチームであれば前線から組織的にハイプレスをかけるチームも多く、フリーの状態でプレーすることがなかなか難しくなります。

ドリブル技術に優れている子どもであれば多くのディフェンスに囲まれてもU10あたりまでは独走して得点を重ねることができますが、U11~U12で守備戦術がしっかりしているチームとの対戦が増えてくると壁にぶつかることが多いと思います。

囲まれてもドリブルでかわせば良いという思考ではなく、いかにフリーでプレーするか?の思考が身に付けば、持っている技術を最大限に生かすことが出来ます。フリーでボールを持つことは①プレーの選択肢が増える②スピードに乗れる③プレーの精度が上がるというメリットがあり、ディフェンスに対して確実に優位に立てます。

もちろんすべての局面でフリーでプレーできるわけではないので狭い局面での技術を上げていくことも必要です。

フリーでプレーするために必要なこととは!?

フリーでプレーをするためにオフザボールの時に意識するべきポイントは「自分が使うスペース」です。簡単なことを言っているようですが、ジュニア世代でボールが来る前に自分が使うスペースを意識している選手は少ないと思います。

よく見るのは、ボールが来る前に味方がパスを出せないタイミングで自分が使いたいスペースに入ってしまうことでディフェンスに気が付かれてマークされてしまうケース。自ら使いたいスペースを先に埋めてしまいフリーになれなくなってしまいます。

「スペース」とは自分がフリーでプレーできる場所と捉え、そこを使うためにパスコースに入るタイミング、サポートの距離と角度を考えながらポジションを取る必要があります。ダイレクトプレーであればワンタッチ目のタイミング、トラップするのであればワンタッチでその「スペース」に侵入するイメージを持つことで、フリーでプレーできる機会は確実に増えるようになります。

使いたいスペースを意識することで身体の向き、トラップの位置も格段によくなり次のプレーに移るスピードが速くなります。フリーでプレーできることで精度も上がりますので決定的なシーンで活躍ができるようになります。

意識してトレーニングや試合を重ねることで身についていきますので、ぜひチャレンジしてみてください。

フォワードの裏抜けでディフェンスラインを突破する4つのコツとは!?
ディフェンスラインの裏を抜ければ最大の得点チャンス! サッカーで1番の得点チャンスとなるのは、ディフェンスラインの裏を抜けてスルーパスを受けること。キーパーと1対1になることができればかなりの確率で得点することができます。その為、ディフェン...
サッカーの「試合で使えるトラップ」のコツとは!?練習時に意識するだけでトラップの精度が向上します。
サッカーの基本であるボールを「止めて」「蹴る」技術。基本的な技術であるものの突き詰めていけば奥が深く、レベルが高くなれば数センチ単位でコントロールが必要です。 相手のプレッシャーが速くなくスペースがある試合では、微妙なコントロールのずれがあ...
試合で決定的なパスを出すコツを解説!サッカーの試合で必要なパスの技術とは!?
「シュートを打ってゴールを決める」「ドリブルで相手を抜く」ことはサッカーの醍醐味ですが、試合で「ゴールに直結するような決定的なパスを出す」ことも、サッカーの面白さの一つ。スルーパスやワンツー、クロスなど、かっこいいアシストにこだわっている少...

タイトルとURLをコピーしました