「キャプテン翼」や「イナズマイレブン」「エリアの騎士」「シュート!」などの王道的な大ヒットサッカー漫画はもちろん面白いですが 、 今回のご紹介するのは読むだけでサッカーが上達できるサッカー漫画。 サッカー&漫画が大好きな小学生はもちろんですが、世代を問わず上達のコツが満載の漫画はサッカー指導者にもお勧めできます。
サッカーが上達できる漫画の中でも、超お勧めしたい3つの漫画を詳しく紹介します。家でゴロゴロと漫画を読みながらサッカーが上手くなりたいという方、ぜひ読んでみて下さい。(もちろん、ちゃんと練習もしなければ上手くならないですけどね。)
サッカーが上達する漫画お勧めの3選
それでは早速、サッカーが上達する漫画をご紹介します。漫画を読んでのサッカー上達度、漫画の難易度、面白さを基準としてお勧めしたい3冊です。すでに有名なマンガも多いですが、「まだ読んでない」「途中で読むのをやめてしまった」という方にぜひ読んでいただきたいマンガです。
GIANT KILLING 上達度★★★ 難易度★★★ 面白さ★★★★
まずお勧めしたいマンガは「GIANT KILLING」(ジャイアント・キリング) 作画 ツジトモ です。2007年に「モーニング」で連載スタートした 「GIANT KILLING」 は、弱小プロサッカークラブの監督が主人公というサッカー漫画では珍しい設定。2010年にはテレビアニメとしても放映されました。
タイトルのジャイアント・キリングは、その言葉の通り「大物を倒す」という意味。主にスポーツなどの競技において格上の相手に対して格下が勝利する場合に使われます。日本サッカーでいえばアマチュアの社会人チームや大学生のチームがプロチームと戦うチャンスがある天皇杯で多くのジャイアント・キリングが生まれています。
漫画のストーリーは負け続ける弱小チームが格上のチームを倒す(ジャイアントキリング起こす)ために、どのようにチームビルディングをしていくのか?が描かれています。戦術的な部分の話もありますが、試合に勝つために選手のメンタル面へのフォーカスや長所をどう生かすのか?という視点が面白いなと感じるポイントです。
GIANT KILLING(1) (モーニングコミックス)
アオアシ 上達度★★★★ 難易度★★★ 面白さ★★★★
次にお勧めしたいサッカーが上達するマンガは、サッカー漫画では珍しいJユースチームを舞台としてストーリーが展開される「アオアシ」です。個人技、個人戦術が拙い主人公の青井葦人がフィールド上を俯瞰する能力とサッカーへの情熱を武器にJユースチームで成長していく物語。
「アオアシ」は主人公がフィールド上を俯瞰する能力を武器にしていることもあり、ポジショニングや戦術に言及する場面が多く、「ダイアゴナルラン」「5レーン」など、漫画の中で専門的な動きの解説もあります。
テクニックが無い主人公がサイドバックでチームの司令塔となる意外な設定、キャラクターそれぞれが個性的な長所を持ち、チーム内でもぶつかり合いながら成長していくストーリーなど、楽しめる要素も満載。ぜひお勧めしたい一冊です。
アオアシ(1) (ビッグコミックス)
フットボールネーション 上達度★★★★ 難易度★★★★ 面白さ★★★
最後にお勧めしたいサッカー漫画は「フットボールネーション」です。多くのトレーニング本を書かれている運動科学総合研究所所長の高岡英夫氏の運動理論をベースに「フットボールネーション」ではサッカーにおける「身体の使い方」にフォーカスしています。
高いパフォーマンスを出すために、「どこの筋肉を使うべきか?」「正しい姿勢をとれているか?」など、マンガを読みながら運動の理論を学ぶことが出来ます。理論の解説が入るため活字はかなり多めです。
ストーリーは、身体の使い方が上手い無名の選手を集めたアマチュア社会人チームが天皇杯を勝ち抜いていくというもの。チームメイトはストリートサッカー上がりのストライカー、戦力外通告を受けた元Jリーガーなど、エリートではないメンバーたちがジャイアントキリングを起こしていくストーリーだけでも、もちろん楽しめます。
フットボールネーション(1) (ビッグコミックス)