なぜサッカーにバランス能力が必要なのか!?
サッカー・フットサルをプレーする上で非常に重要なバランス能力。なぜなら、ボールタッチやキックの瞬間は常に片足で立っている状態だし、試合中には何十回とボディコンタクトがありバランスは崩れる。急激なスピードや方向転換の際にはスムーズに重心を移動させる必要があるし、天候が悪くグランド状態が不良な時には動くだけでもバランスを維持するのは難しい。つまり、サッカーやフットサルをプレーしている時は身体が不安定な状態になっていることが多く、バランスを維持、または崩れた後に素早く回復させながらプレーする能力が必要不可欠。軸足がぶれてバランスが崩れている時にはプレーの精度は格段に落ちます。トップスピード時や急激な方向転換、ボディコンタクトの際にもバランスを維持、回復できることで質の高いプレーができるようになります。
バランス能力を向上させるトレーニング
片足立ちでキャッチボール
片足立ちでキャッチボールすることでバランス能力を向上させます。高いボールやバウンドボール、ゴロボールなど、バランスが崩れるように様々な方法でキャッチボールをします。 また1人でトレーニングする場合にはキャッチボールがでいないので、ボールを上にあげてキャッチするまでに3回手をたたく、背中側でキャッチするなど、片足立ちをしながら動きをいれることでバランス能力を高めることができます。
※難易度アップ応用編
- 2つのボールを使い交換しながらキャッチボールする。
- スーパーボールなど小さくて変化の激しいボールを使う。
- バランスボードに片足で乗りながら行う。
バランスボードは様々なトレーニングで利用できるのでおススメです。
片足ケンケン
片足ケンケンするだけでもバランスのトレーニングになります。
- 前後左右にケンケンで移動する
- コーンを8の字にまわる
- ばらまいたマーカーをケンケンで集める
など、いろいろな動きを取り入れることが重要です。
片足での基礎練習
片足で基礎練習をすることでボールコントロールスキルだけでなくバランス能力も向上させます。片足でバランスをとりながらボールを投げてもらいインサイド、インステップ、アウトサイド、肩、ヘディングで相手にボールを返す練習をしましょう。
難易度アップ応用編① ワンタッチ目を下記部位でトラップ後、ツータッチ目で返す。
- インサイド
- インステップ
- アウトサイド
- モモ
- 肩
- 頭
難易度アップ応用編②
上記練習をバランスボードの上に乗って行う。
バランスボールを使ってのトレーニング
バランスボールを使ってのトレーニングはバランス感覚だけでなく体幹も鍛えることが出来ます。初心者の方はバランスボールの上に座るトレーニングから始めましょう。始めはそれだけでも難しいですが慣れてくれば長時間足をつかずに座ることができるようになります。中級者であればバランスボールの上に膝立ちで乗ることや、うつ伏せの状態で乗ることができるようになります。まずは1分間、バランスボールに乗れるようにトレーニングしましょう。上級者であればバランスボールの上に立つことが出来ます。そこまでできるようになればかなりバランス感覚が身についている証拠です。※注意点 バランスボールのトレーニングはバランスを崩すと危険ですので必ず補助で大人の方が付くようにしましょう。いきなり中級者・上級者レベルのトレーニングを行うことも危険です。
番外編 (WiiFitシリーズ)
ゲームをしながらバランスを鍛えることが出来る最強のツール。スパイクやパンダを避けながらのヘディングゲームの他、スキージャンプ、綱渡り、スノーボード、スケボーなど、様々なバランスゲームが収録されており、子どもも飽きずにバランストレーニングができます。ゲームの中ではバランスをとることはもちろんですが、微妙な感覚の調整力を問われたり、素早い判断とともに重心の移動が求められるものが多く、サッカーやフットサルの動きに良い影響を与えてくれます。