シザースフェイントのコツ
サッカー経験者であれば誰もが練習したことがあるシザースフェイント。ボールの内側から外側に跨いで相手をだますシザースフェイントはネイマール選手やクリスティアーノ・ロナウド選手も多用する見た目もかっこいいフェイントです。
練習では遊び感覚でできるものの、いざ試合となるとプレッシャーからシザースフェイントができないという選手も多いのではないでしょうか。試合でシザースフェイントを効果的に使えるようになるにはコツがあありますので簡単にご紹介します。
シザースフェイントを仕掛けるタイミング
シザースフェイントを成功させる上で重要なのがフェイントを仕掛けるタイミングです。相手の間合いから遠すぎると相手を騙すことができないですし、逆に近すぎるとシザースをしてる間にボールを足で突かれてしまいます。
シザース中に相手の間合いに入り、次のタッチで間合いから出ていくタイミングで仕掛けると成功しやすくなります。間合いに注意しながら練習を繰り返しましょう。
シザース前のタッチでスピードに乗る
次のコツはシザース前のタッチでしっかりスピードに乗ること。止まった状態でシザースフェイントを仕掛けてもあまり効果的なフェイントにはなりません。
久保建英選手は①左足の足裏で仕掛ける(スピードに乗る)②左足でシザースフェイント③右足アウトで突破というドリブルをよく使っていますが①の仕掛ける前のワンタッチ目でスピードに乗って相手の重心をずらすことが重要です。シザース前のタッチのスピードや方向も意識してチャレンジしましょう。
自信を持って仕掛ける
シザースフェイントに関わらず突破のドリブルやフェイントで重要なのは自信を持って仕掛けること。自信のないドリブルは相手にも伝わり、プレスも厳しくなります。また自信のなさから①フェイントが小さくなる②スピードが遅くなることも多く突破の確率は格段に下がっていくでしょう。
ディフェンスをやるとわかると思いますが、怖い選手は自信を持ってドリブルを仕掛けてペナルティエリア内にガンガン侵入してきます。自信を持ってドリブルを仕掛けて精神的にも優位に立ちましょう。
シザースフェイントの効果的なシーン
シザースフェイントは上達すれば狭いエリアでも仕掛けることができるようになりますのでアタッキングエリアであればどこでも使うことが出来ます。
その中でも効果的なのがシザースフェイントで逆をとってからのペナルティエリア内への侵入。相手は不用意に足を出すことができなくなるので、このエリアで積極的に仕掛けることで効果的なドリブルとなります。
シザースフェイントの応用編(ダブルシザース)
シザースフェイントを2回繰り返すダブルシザースもマスターすれば効果的なフェイントになります。ダブルシザースフェイントのコツとしては1回目と2回目のシザースで大きさとスピードを変化させること。1回目はゆっくり大きくシザースをして2回目でスピードアップすることで相手の反応を誘うことができます。
ドリブル、フェイントは繰り返し練習することで誰でも上手くなります。ドリブル・フェイントに自信がない選手もあきらめず続けてトレーニングしていきましょう。