サッカーに重要なコーディネーション能力
自主練習ではボールタッチやドリブルのトレーニングだけになりがち。コーンドリブルやリフティングなど、ワンパターンの練習になっていないでしょうか。今回、紹介するのは狭い室内でも気軽にコーディネーション能力を高めることができるトレーニングになります。コーディネーション能力が上がれば確実にサッカーが上手くなります。※コーディネーション能力とは「バランス能力」「反応能力」「リズム能力」「変換能力」「定位能力」「識別能力」「連結能力」の7つの能力のことです。
サッカーにおけるコーディネーション能力向上のメリット
- 複雑な動きもスムーズに行えるようになる。
- 浮き球に対して適切なポジショニングができるようになる。
- 状況に合わせて動きを切り替えることができるようになる。
- 素早く反応ができるようになる。
など、サッカーに必要な要素が確実にレベルアップします。動きがちょっとぎこちなく感じたり、ドリブルがなかなか上手くならないという人はコーディネーション能力を改善していくことで、動きがスムーズになりサッカーのレベルが向上します。
コーディネーション能力を高める練習
1人でできるコーディネーション力向上トレーニング
初級編
- ボールを上にあげてキャッチするまでに3回手をたたく。
- ボールを上にあげて落ちてくる前に1回転してキャッチ。
- ボールを上にあげて背面キャッチ。
- ボールを上にあげて落ちてくる前に一度座って立ち上がってからキャッチ。
ボールが一つあればコーディネーション能力を高めることが出来ます。上記のメニューだけでなく、ボールが落ちてくる間に様々な動きを取り入れてみましょう。
中級編
- 座りながらのリフティング。
- リフティング中にボールを高く上げて1回転して続ける。
- ヘディングのリフティング。
- ミニハードルをジャンプで超えてボールを空中でキャッチして返す。
- ボールを2つ使いサッカーとバスケットのドリブルを同時に行う。
他にもいろいろなメニューがありますが、ポイントは「普段あまりやらない動きをすること。」「複合的な動きをすること」です。自分なりに考えながら新たな動きを取り入れていくことで練習へのモチベーションも上がります。またサッカーではなく、バスケ、テニス、バレーボールなどのスポーツをやることで、普段と違う動きをすることになりコーディネーション能力の向上が見込めます。例えばジャンプしながらプレーすることが多いバスケットやバレー選手がヘディングが上手かったり、体重移動が鍵になる野球のピッチャーがゴルフが上手かったりします。他のスポーツの動きがサッカーにも生かされることは間違いないでしょう。
上級編
- リフティングしながら座ったり立ったりを繰り返す。
- ヘディングとインサイドのリフティングを交互に行う。
- 肩とインサイドのリフティングを交互に行う。
- 小さいボールでお手玉しながらコーンドリブル。
難易度は高まりますが上級者であれば更に色々な動きを取り入れることができると思います。自分で工夫しながら新しいメニューを考えていきましょう。
親子でできるコーディネーション能力向上トレーニング
2人でボール2つでパス交換①
2人でボール2つでパス交換②
パスをわざとずらしたり、バウンドに変化を加えることで難易度を調整できます。2つのボールをどうコントロールするか?パスがずれたときにどう修正するかを瞬時に判断しながら調整していく必要があります。不規則に変化するボールや反発力の大きいスーパーボールなどを使うと親子で楽しみながら練習ができます。