今回紹介するのはボールを相手に奪われないようにするコツです。ただ闇雲にボールタッチの練習をしていても、相手のレベルがあがるとボールをキープすることは難しくなります。まずはどのようにすれば相手にボールを奪われなくなるかを理解していきましょう。
ボールキープの4つのコツ
では早速、相手からボールを奪われないキープのコツを紹介します。
ディフェンダーから遠い足でボールをキープする。
まず重要なことは相手ディフェンダーから遠い足でボールを持つことです。相手から近い足でしっかりブロックを作ることで、ボールを突かれることもなくなります。ディフェンダーから遠い足でボールを持つという事は当たり前の様に言われていることですが、ジュニア世代の試合を見ると、しっかりできている子どもは少ないです。まずは遠い足でボールをキープするという意識を持ちましょう。
腕でディフェンダーの胸をブロックする。
次に重要なポイントは腕を使って相手ディフェンダーの胸をブロックすることです。日本では手を使うなという指導もよく聞きますが、海外では腕を使うのは当たり前です。日本で行われている海外チームのスクールやキャンプでは腕をどう使うのか?というテーマで指導されていることも多く、サッカースキルの一部となっています。
腕を使ってブロックすることで相手ディフェンダーをおさえて距離をとることができますし、どちら側からボールをとりに来ているのかを感じることが出来ます。相手の力の逆をとれるようにもなりますので、ぜひ腕を使ってのボールキープ試してみて下さい。
相手ディフェンダーに対して半身の体勢をとる。
ジュニア世代の試合では縦パスを受けてボールをキープする際に相手ディフェンダーに対して背中を付けてしまい、股下からボールを突かれてしまうシーンを多く見ます。ボールキープをする際には相手に対して半身になり①遠い足でキープする②近い腕でブロックすることが重要です。半身になるだけでボールを失う確率は劇的に下がりますので意識して取り組んでいきましょう。
事前に相手ディフェンダーと味方、スペースを認知する。
最後の重要なポイントは事前に相手と味方、スペースを認知することです。相手ディフェンダーがどこにいて何を狙っているのか?味方はどこにいてスペースはどこにあるのか?ディフェンダーが自分にアプローチしてきたらどのスペースにチャンスが生まれそうか?を事前に把握しておくことで、チャンスを創れるようになります。
ボールキープが目的になってしまうと、次のプレーまでに時間がかかりディフェンダーに囲まれてボールを失ってしまいます。チャンスをつくるため、ゴールを決めるためのボールキープという手段だということを忘れないようにしましょう。